食育のおはなし

旬の食材を食べよう

日本には春、夏、秋、冬の季節の流れ”四季”があります。

そのため、日本には季節ごとに旬の食材という物があり、昔から旬の食材を上手に食べることで、からだのバランスを整える事ができ、健康を保つことができると言われています。

じつは、お野菜などの食材達にも原産地で生きていた頃の記憶がDNAとして残されているため、原産地の気候に沿った環境、つまりは、食材の旬と呼ばれる季節環境が食材にとって育ちやすい環境となり、食材が元気に健康に育ち栄養価が高い新鮮な食材となると言われ続けております。

そのため、旬の食材のように栄養価が良好な食材は、カラダの栄養バランスが整いやすくなると考えられているのです。

“初ものを食べれば七十五日生きのびる”や“初ものは縁起が良い”などの昔からの有名な言い伝えがありますが、まだ、栄養学などがない時代から、伝え継がれてきたそういった初ものへの感謝とは、無病息災を願う先人の知恵が沢山つまっていたそうです。

また、何よりも旬の食材は、香りや旨味も豊かになるため、食材の味が濃く感じられ、味わいがとても美味しいです。

今回は、そんな旬の食材についてをまとめてみましたので、是非、皆さんも自然の恵みに沿った”四季のサイクル”で食事を楽しめる毎日の献立づくりも楽しんで見て下さい。

春が旬の食材

春の季節は、冬の間に土の中で眠っていた種達が次々と芽を咲かせ始め、たくさんの生命が活動を始める季節です。

特には野山で採取できる山菜が美味しくなり、山菜のような苦味のある食材を食べて、冬の間に体内に蓄積された老廃物を出し、栄養を効率よく摂り入れやすいカラダをつくる時期を迎えます。

また、春の光を浴びて育った春野菜には、沢山の葉緑素とカロチノイドなど、抗酸化力のある色素が豊富に含まれます。

  • 竹の子、ふきのとう、タラの芽、春キャベツ、新たまねぎ、新じゃがいも、グリーンアスパラ、グリーンピース、菜の花、そら豆、長芋、ニラ、三つ葉、パセリ、ワカメ、鯛、ヤリイカ、ヒラメ、いちご、グレープフルーツ、シラス、アサリ、数の子、ヒジキ、ほたるかい、もずく

夏が旬の食材

気温が高くなる夏の季節は、汗を出すことで体の熱を放出したり、日頃から体温調整が必要となる時期です。

水気や酸味が強いお野菜のきゅうり、なす、トマトなどの夏野菜が、カラダを冷やし体調を整えてくれます。

トマトやキュウリなどの夏野菜は、水分やカリウムが多いのも特徴で、効率的に水分補給をして、カリウムで体にこもりがちな熱を排出し、代謝をスムーズにしてくれるため、暑い夏に適した食材です。

  • いんげん、枝豆、おくら、きゅうり、クレソン、里芋、カブ、さやえんどう、じゃがいも、ズッキーニ、とうもろこし、トマト、ナス、パプリカ、ピーマン、レタス、スイカ、すだち、梨、夏みかん、パイナップル、マスカット、マンゴー、メロン、桃、ゆず、鰻、マグロ、イワシ、シジミ、昆布、あわび

秋が旬の食材

秋は「食欲の秋」と言われるほど、秋の美味しい食材が豊富な季節です。

新米の輝きが眩しい食欲の秋には、食欲を掻き立てる果物、お野菜、穀物が沢山実り、まさに食が実る季節。

しかし、秋の季節は、夏の暑さで弱ったカラダを回復させ、寒い冬に備えていく時期でもあります。

そのため、秋の食材は、夏の暑さで弱った胃腸を回復させたり、体を温めてくれる食材が多くなり、良質な油や旬の魚なども豊富です。

  • えのき、エリンギ、カボチャ、カリフラワー、カブ、銀杏、ごぼう、さつまいも、さといも、椎茸、しめじ、青梗菜、なめこ、にんじん、舞茸、マッシュルーム、松茸、みょうが、柿、かぼす、栗、いわし、かつお、鮭、さば、さんま、車海老、伊勢海老、スルメイカ、胡麻

冬が旬の食材

冬の季節は寒い時期に合わせて、体内に栄養をしっかりと溜めこみ、寒さからカラダを守るために、からだを温める根菜などの食材をたっぷりと取り入れていく季節です。

冬が旬のお魚は栄養価が高く、寒さに耐えられるように、脂がのっているものが多くなります。

また、冬が旬のお野菜でもあるキャベツやレタスなどは、カラダの粘膜を乾燥から守り、免疫力を高める期待効果がありますので、風邪をひきやすい冬には、積極的に食べたい食材です。

  • エリンギ、京菜、ごぼう、小松菜、春菊、大根、長ネギ、白菜、ブロッコリー、ほうれん草、芽キャベツ、百合根、蓮根、オレンジ、デコポン、みかん、リンゴ、レモン、キンキ、さわら、タラ、鯛、ヒラメ、ブリ、フグ、わかさぎ、甘エビ、ヤリイカ、牡蠣、蟹、シジミ、海苔、ホタテ、あずき、おから、こんにゃく、豆腐、卵、納豆